何に悩んでいるのかわからないことが多い
最近仕事の相談をされることが増えた。
なぜ私に仕事の相談をしてくるのかというと、仕事がバリバリにできるからという訳ではない。
どちらかというと相談しやすいからという理由の方が多そうだ。
しかも相談と言っても、具体的な相談でないことが多い。
「今これこれをしていて、これこれで悩んでいるんですけど、どうすればいいですか」
という、相談された側としても答えを差し出しやすい相談は滅多にない。
そういったものよりも、
どちらかというと
「なんだか最近思い悩んでるけどどうしましょ」とか、
「全然うまくいかないんですけど、どうすればいいですか」とか、
かなり漠然としたものの方が圧倒的に多い。
一見、愚痴のように感情をただ吐き出したいのかと思い、とりあえず話を聞いてみることにしたが、どうやら本当に答えを求めているようだ。
こうなってくるとなかなか難しい。
というのも本人も何に悩んでいるのか漠然としているからだ。
まず何に悩んでいるのかを明確にすることから始めないといけない。
それさえ分かれば意外と答えは出やすい。
でも何に悩んでいるのかを客観視するってなかなか難しいんだよなあ。
暗闇をさまよっている感じがして、どこに歩き出せばいいのかどうかわからない。
せめて現在地が明確になればいいのだけど、どこにいて、何につまずいているのかがわからない。
実際自分もそういう暗闇の中にいるようなものだ。
何に悩んでいるのかわからないけど、とにかくこの状況のままではいけないという感覚はある。
何に悩んでいるのかわかれば、心も楽になるのだけど、それがわからないから辛い。
だから相談を受けたとしても、一緒に暗闇をさまようことになる。
ただその時間が結構ありがたい。
他の人の悩みを紐退いていると、自分の悩みを明確化される。
そうなると、その人の悩みも明確化されてくる。
相談してきた後輩の悩みが明らかになると、大抵もっと仕事ができる先輩にそのアドバイスを求めにいく。
「なんで、私に答えを求めに来ないんだ!!」
悩みを明確化するまでが私の役割になっていて、それ以降は見放されている。
本当に腹立たしい。
今の悩みは人望が足りていないことです。頑張ります。