悪意に苛まれる
最近人の悪意を向けられる機会が多い。
もしかしたら、今まで調子に乗っていたツケが回ってきたのかもしれない。
気がつかないふりをして回避しているつもりだが、ボディーブローのようにジワリジワリと効いていて、それについて悩むことが増えた。
どうすればその悪意から解放されるか考えていたが一向に解決策が見つからない。
悩んだ末に、稲盛和夫さんの「生き方」を読んでいると、とにかく願望を強く思えと書いてあった。
悪意に対する解決策ではないが、とりあえず自分がなりたい姿を明確に想像してみると、次第に悪意に対する不安も消えていった。
悪意を真に受けてしまう時は自分が走っていない時だ。
止まっている、もしくはスピードが遅いと、些細な風でも転んでしまう。
逆に自分が全速力で走っている時は、横からの風の風が吹いてきても倒れなくなる。
確かに自分が全力で何かを目指している時も、おそらく悪意を向けられていたのだろうが、その時は全く気にならなかった。
どうすればその目標を達成できるかだけを考えて、全速力で進んでいたので、悪意を間に受けている暇がなかったのかもしれない。
その時と比べると、最近は明確な目標がなかった。
だから些細な風で人生がブレてしまったのかもしれない。
そう思って今自分が明確になりたい姿を考えてみた。
そうすると自然にどうすればそうなれるのか、考えるようになり、頭から悪意に対する不安がどんどん追い出されていった。
人間暇だと無駄なことを考えてしまう。
そうならないためにも、思考を願望で占拠させておくべきだ。
不安が入り込む隙を与えないくらい強く思えるようになれば、その願望も叶うだろう。